28日(日)は朝から雲一つ無い快晴。午前9時20分よりノックアウト方式の予選が開始された。
Q1(20分)では、混雑を避けるために少しでも早くコースに出ようと、セッション開始の8分前から多くの車両がピットロードで待機。
セッション序盤から各車積極的にアタックに入った。一方、あえてコースインを遅らせる作戦に出た山下がQ1前半トップタイムをマークした。
全車一旦ピットに戻り、残り7分半あたりからふたたびコースへ。セッションが残り1分半ほどになったところで小林がトップ、中嶋一貴が2番手につけた直後、2コーナーの立ち上がりでキャシディがコースアウト。セッションは赤旗中断となってしまった。
残り2分半でのセッション再開となり、各車は一発アタックに。石浦がトップタイム、ロッテラーが3番手に飛びこみ、最後は関口が1000分の2秒差で10番手に飛びこみQ2進出を決めた。
一方で、国本はタイムアップを果たせず13番手でQ2進出ならず。ローゼンクビストが15番手、マーデンボローが16番手、キャシディが17番手でQ1敗退となった。
予定よりも10分遅れで開始されたQ2(10分)は一転、セッション開始から2分ほどは誰もコースへ出ないまま推移。セッション終了ぎりぎりでのタイムアタックでタイムシートが塗り替えられていった。
チェッカー直前、一旦は山下がトップタイムをマークしたが、ここ岡山のコースレコードホルダーである石浦が貫禄のアタックを見せ、ただ一人1分13秒台に入るアタックでポールポジションを獲得。
惜しくもルーキーでのポール獲得はならなかった山下だが、デビュー3レース目にして2番手につけてみせた。
山下に0.03秒及ばず関口が3番手。以下4番手ロッテラー、6番手小林、8番手大嶋、9番手中嶋一貴と続いたが、この4番手から9番手までの6台は僅か100分の6秒の中に入るという、近年のスーパーフォーミュラを象徴する僅差の予選となった。