レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

投稿日: 2017.05.29 11:24

TOYOTA GAZOO Racing 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーフォーミュラ | TOYOTA GAZOO Racing 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 アンドレ・ロッテラー(レース1終了後コメント)

 久しぶりに勝ててとても嬉しい。1年以上、ずいぶん間が空いてしまったが、ようやく勝てた。シーズン序盤に勝てたのは良いことだ。

 スタートで首位に立ったあとも、我々のクルマはとても調子が良く、ペースも安定していた。序盤は関口選手が接近してきたが、燃料が減って軽くなり、路面もラバーが乗って改善されていくとこちらの調子も更に良くなって、ある程度ギャップを築くことができた。

 とはいえ最後まで気の抜けないレースだった。車の調子はとても良いので、明日も前のグリッドから好スタートを決めたい。明日はピット義務があるとは言え、スタートが重要なことは変わらない。

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 19号車 関口雄飛(レース1終了後コメント)

 思っていた通りスタートがとても重要で、スタートで出遅れて2位になってしまったので、そこから抜くのはほぼ無理だと分かっていた。それでも精一杯頑張ったがやはり逆転はできなかった。

 何度かプッシュもしたが、追い抜こうとして前に接近しすぎるとダウンフォースが抜けてしまうので難しかった。レースでのクルマの動きから、微調整したい箇所も見つかったので、明日の予選へ向けチームと話し合って変更し、明日のレース2もポールからスタートできるように頑張る。

初表彰台を獲得したニック・キャシディ 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山
初表彰台を獲得したニック・キャシディ 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山

KONDO RACING 3号車 ニック・キャシディ(レース1終了後コメント)

 単調なレースだったが、結果には満足している。僕自身にとって2戦目のスーパーフォーミュラで表彰台に上がれたのは嬉しい。

 序盤の10周はタイヤなどの状況を見ながら、プッシュもしてみたが、前に近づくとペースが落ちてしまうのと、チームも私自身も、まだまだ学んでいる最中ということもあり、安定したペースでポジションを守ることを心掛けて走った。最後まで走り切って、チェッカーフラッグを無事に受けられてほっとした。

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 19号車 関口雄飛(レース2終了後コメント)

前回勝った昨年のSUGOは、もちろん良いクルマというベースはあったが、自分でも良い走りができて100点満点の内容で、ある意味自分で勝ち取ったという感覚はあった。

 しかし今回はまたスタートを失敗してしまい、チームが用意してくれた良いクルマと、良い作戦で勝たせてもらったという感じで、本当に感謝している。

 ピットインのタイミングについては、監督やエンジニア、色々な意見があって悩みに悩んだが、最終的にグリッド上で1周目に入ることを決めた。1周目に入ったことで、その後2周目、3周目に入る車に抜かれる可能性があったので、ピットアウト直後の数周でオーバーテイクシステムを4つ使うなどとにかくプッシュした。

 スタートでミスをしたので、挽回するにはそこしかないと100%プッシュし、ほぼミスなくハイペースで周回できた。最後は石浦選手のペースが速かったが、ミスさえしなければ絶対に抜かれないのは分かっていた。勝てたのは嬉しいが、スタートは今後の大きな課題だ。

P.MU/CERUMO・INGING 2号車 石浦宏明(レース2終了後コメント)

 今日は悔しいが完敗だ。スタートでトップに立ち、前に車がいない状態であれば、自分のペースで可能な限りプッシュし、そのまま逃げ切れると考えていた。

 しかし、先にピットに入った組の先頭にいた関口選手が、ピットアウト直後から僕よりラップペースが速いと無線で聞いて、見えない関口選手と戦っているという意識で、途中2、3度コースアウトしそうになったくらいずっと100%でプッシュした。

 それでも彼の方が若干速いという状況は分かっていたが、やれるだけやるしか無いという気持ちでプッシュし続けた。

 最後にセーフティカーが入ったあと、こっちの方がタイヤの状況がいいというのは分かっていたので、可能な限りプッシュしたが、40周以上走ったタイヤとは思えないような関口選手のペースだったので残念ながら抜けなかった。本当に今日は完敗と言うしかない。

関口雄飛はレース1を2位、レース2で優勝で終えた。2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山
関口雄飛はレース1を2位、レース2で優勝で終えた。2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山

VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 アンドレ・ロッテラー(レース2終了後コメント)

 まずまずの結果だ。正直言ってスタートで先頭に出られなかったのは大きい。とはいえ3位は悪い結果ではない。

 関口選手が1周目でピットインしてハイペースで周回し始めたのを見て、2周後にピットインしたが、既にギャップは大きくなってしまっていた。

 レースを通して若干ブレーキに不調を抱えていたのもあるが、とりあえず3位という結果には満足している。セーフティカー導入後は、後から新しいタイヤのフェリックス(ローゼンクビスト)に攻められたが面白いバトルだった。


関連のニュース