第109回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)の予選2日目は、最後に劇的なドラマが待ち受けるインディ500らしい1日だった。
レイホール・レターマン・ラニガン(RLL)の佐藤琢磨は、今年16回目の出場となるが過去3年間はトップ10以内で予選を通過しており、インディ500ファンの間では琢磨のアテンプトの突進ぶりは、注目のひとつでもある。
ただ今年について言えば、予選までも浮き沈みが激しく決して楽な戦いをしているわけではなかった。予選1日目も9番手で通過したものの、チーム・ペンスキー、チップ・ガナッシ・レーシングらが圧倒的なスピードで凌駕しており、ファスト12から次のステップになるファスト6に進むのは、現実的には至難の技だった。