フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2025年F1第11戦オーストリアGPにて、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)と激しいバトルを繰り広げた末、3戦連続入賞を果たした。
アロンソはFIA F3時代からボルトレートの才能に注目し、自身が共同代表を務めるドライバーマネジメント会社『A14マネジメント』で手厚いサポートを続けてきた。いわば、43歳のアロンソと20歳のボルトレートは師弟関係にある。
師匠と弟子、マネジメント側とドライバーという関係のふたりがコース上で、それも世界最高峰レースであるF1を戦うのは、かなり稀有なことだ。アロンソはシーズン序盤に「もしコース上でのバトルになったら、必ず僕が前に出る契約になってるよ!」と、愉快そうに語っていたものだ。そして今回のオーストリアGPでは、そんな師弟対決が現実になった。
