今年のF1第12戦オランダGP最終日となった8月23日、日曜日の朝、メディアセンターの全デスクの上に、2枚の手紙が置かれていた。「ザントフォールトから、世界の皆様へ」と書き出された手紙の差出人は、1970年代後半から1990年代前半にF1に参戦していたオランダ出身のレーシングドライバーで、オランダGPのスポーティングディレクターを務めるヤン・ラマースがしたためた感謝のメッセージだった。
これまで多くのグランプリがF1のカレンダーに組み込まれては消えていった。南アフリカGP、ドニントンパーク、ニュルブルクリンク、バレンシアなどでのヨーロッパGP、アルゼンチンGP、インドGP、韓国GP、トルコGP、ドイツGP、フランスGP、TIサーキット英田でのパシフィックGP、富士スピードウェイでの日本GPなどだ。そして、このオランダGPも今回をもって一旦、F1の表舞台から姿を消す。

