そのGTカテゴリーの“GT3化”にあたっては、Dステーションはひとつの岐路に立たされている。既報のとおり、TFスポーツは来季よりシボレー・コルベットC8.Rを走らせることを発表したからだ。

 来季、ハイパーカーとLMGT3という2クラス構成になるWECでは、ハイパーカー参戦マニュファクチャラーにLMGT3の優先的な参戦権が与えられることになっており、1メーカーあたり最大2台に制限される。そしてマニュファクチャラーが、LMGT3への参戦チームを指定することとなっている。

 アストンマーティンはハイパーカークラスに参戦していないが、ACO管轄のシリーズにおけるこれまでの参戦実績を考慮すると、グリッドが用意される可能性は高い。

 Dステーションとしては新たな提携先を探してアストンマーティン・バンテージGT3でWECへの参戦を続けることを最優先に、準備や交渉を続けているという。

「たとえばプロドライブというのがひとつの選択肢としてあります。また、もうひとつイギリスに拠点を置く方法も考えています」と藤井。

 長年積み上げてきたアストンマーティン・レーシングとの関係性もあってマシンを“転がす”ことの障壁は高くないようで、あくまでも問題は“エントリー枠”となりそうだ。アストンマーティン陣営としてはDステーションのほか、アメリカのハート・オブ・レーシングチームがLMGT3クラス参戦を狙っている。このあたりはアストンマーティンに対して用意される枠が1台か、2台かによっても、状況が変わることとなりそうだ。

「いまはもう、やれることは全部やっていますし、あとは待つだけです。WEC富士くらいの時期になれば、いろいろと“雲行き”が見えてくるのではないでしょうか」

 Dステーション・レーシングとしての4年目、そしてWECの“GT3元年”にゼッケン777のバンテージGT3がグリッドにつけるかどうかは、向こう数カ月で決定しそうな雰囲気だ。

2023年のWECで、TFスポーツがメンテナンスを担うORT・バイ・TFとDステーション・レーシング、2台のアストンマーティン・バンテージAMR
2023年のWECで、TFスポーツがメンテナンスを担うORT・バイ・TFとDステーション・レーシング、2台のアストンマーティン・バンテージAMR

本日のレースクイーン

小枝凛こえだりん
2026年 / スーパー耐久
Mobil1レーシングサポーターズ2026
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技
    【最難関は最初にやってくる】
    FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年6月号 No.1620

    [特集]新世代F1テクノロジー新解釈
    パワーユニット、エアロ、足まわり
    ──世界一の知恵比べを読み解く

  • asweb shop

    次のレースまで待ちきれない!『autosport web shop』でGTグッズ送料無料フェア開催中。5月31日まで

    次戦までまてない!GTグッズ送料無料フェア