2025年F1第10戦カナダGPが行われたモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットは、典型的なストップ&ゴー型のコース。ただし、全開率はそれほど高くなく、ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎(トラックサイドゼネラルマネージャー)によれば、「一般的にはパワーサーキットと言われていますが、パワーユニット(PU)的にはラップタイム感度(エンジンパワーがラップタイムに関与する割合)は言われているほど大きくなく、標準的」だった。
回生エネルギーを回収して使用するデプロイに関しても、「予選ではフルデプロイできますし、レース中のデプロイに関しても、ほかのサーキットと同じなので、通常と同じような準備で戦っていました」と折原GMは振り返る。