今回のF1第23戦カタールGPのレースは、ほかのグランプリとは異なる特別なルールで行われた。それは、1セットのタイヤで走行できる周回数が、最大で25周だということだ。
このルールに関して、ピレリは次のように説明している。
「この決定は、FIAとF1との合意のもと、チームとの定例会議で議論され、各グランプリの2週間前に配布されるイベント特有の処方を含む通常の技術文書によってピレリから確認される。レース週末の開始時に供給される各タイヤセットは、非常に高いエネルギー負荷、熱ストレス、摩耗という点でタイヤに厳しいルサイルで、最大25周まで使用できる。周回数はすべての走行セッションにわたり累積でカウントされ、セーフティーカー(SC)やバーチャルセーフティカー(VSC)下の周回も含まれる。グリッドに向かう周回、フォーメーションラップ、スプリントと決勝のチェッカー後の周回は含まれない」
