SUPER GT
第3戦
SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025
セパン・インターナショナルサーキット
予選:6月27日
天候:曇り
コース状況:ドライ
予選:6番手
スーパーGTシリーズの第3戦は2013年以来12年ぶりにマレーシアのセパンにおいて開催。GT300クラスには日本からの17台にインターナショナル枠として2台の車両を加えた計19台がエントリーした。チームにとっては初のセパンであり、平良響は1月のGT500車両のメーカーテスト以来、堤優威は人生初のセパンとなった。決勝レースが土曜日の夕方に行われるレースウイークの26日木曜日午後と27日金曜日午前に公式練習が2回実施され、HYPER WATER INGING GR86 GTはセッティングを確認しながら周回を重ねた。そして公式予選では6番手のタイムをマークし、28日夕方からの決勝レースに臨むことになった。
26日夕刻に行われた公式練習1回目は晴れ、気温33℃、路面温度54℃という厳しい暑さの中行われ、HYPER WATER INGING GR86 GTは2分4秒879とクラストップから1秒497差の9番手につけた。また27日午前中に行われた2回目は2分4秒319とトップとは1秒393差の10番手で、さらにタイムを縮めるためにセッティングの細かい変更を行った。
公式予選は曇り、ドライ、気温33℃、路面温度40℃というコンディションの14時30分にスタート。今回のエントリーは19台なので、第2戦までの成績で2組に分けられ、HYPER WATER INGING GR86 GTは9台によるB組に区分された。ここで上位6番手にまで入ればQ2への進出となる。
コースインした平良は計測3周目に2分3秒896へタイムアップし4番手となり、Q2への進出を決めた。気温が30℃まで下がった17時23分にQ2はスタート。堤は3周目に2分03秒143をマークして5番手となったが、さらにアタックを続けコースレコードに迫る2分3秒062へタイムアップしたものの6番手となりこれでセッションは終了となった。
28日の決勝レースは16時30分(日本時間17時30分)にスタート予定。3列目からのスタートで表彰台を目指す。
堤優威
「僕らの中では80点以上取れたかなと言う予選でしたし、走り出しからの伸び代もありましたし、レースラップは悪くないので非常に期待が持てると思うので、ミスなく走ればいいかなと思います。初めてのセパンということでシミュレーターでも練習はしましたが、目安にしていたイン側のポールがなかったりして戸惑いました。6番手スタートということで表彰台も狙えるとは思いますが、ひとつでも順位を上げてゴールできればと思います。頑張ります」
平良響
「1月のテスト以来でしたが路面が荒れていて戸惑った走り出しでした。予選Q1はミスらなければ通るなという感じだったので、あまり攻めすぎないように走りました。無難に1周をまとめて走れたので良かったと思います。少し乗りづらいところがあったので優威さんにフィードバックしセッティングも変更してもらいました。ここでのレースはGTでは初めてなのでスタートの感じやパッシングポイントをしっかり注意しながらレースをしたいと思います」
加藤寛規監督
「走り出しはドライバーも手探り状態だったとは思いますが、エンジニアがうまく合わせ込んでくれました。予選の目標は6番手だったのでうまくまとめられたと思います。今日の午前中のラップは決勝を見据えて見ていたら、思ったよりロングランは良さそうだったので、ミスなく走って表彰台を取りたいと思います」

