72kgのサクセスウエイトを背負いながらも7位入賞 ランキング首位を維持!

公式練習

1回目 6月26日(木)16:30~ 天候:晴れ/路面:ドライ 気温:34℃/路面温度:47℃
2回目 6月27日(金)10:30~ 天候:晴れ/路面:ドライ 気温:32℃/路面温度:37℃

 スーパーGTの海外ラウンドは2019年のタイ・ブリーラム以来で、マレーシアでの開催は2013年以来となる。本来なら、走行は予選日と決勝日の2日間のみだが、久しぶりの開催であることも考慮し、もう1セッション追加で設けられることとなった。セパン初走行となる蒲生選手、菅波選手のコース習熟に時間を充て、クラス8番手につけた。

 公式練習2回目ではセットアップやタイヤの確認など、いつもの作業を進めていき、蒲生選手が11周、菅波選手が16周を走り切った。菅波選手も「ライバルがけっこう速いので、全力で頑張ります。今週は踏ん張りどころになりそうですが、そのなかでもできる限り速く走るだけです」と険しい表情をみせていた。

公式予選

6月27日(金)16:30~ 天候:曇り/路面:ドライ 気温:32℃/路面温度:38℃

 午前中の暑さから一転し、予選時には曇り空となったセパン・インターナショナル・サーキット。今回はピットガレージ数の関係上、GT300クラスは現地参戦のチームを含めた19台のみのエントリーとなっており、Aグループが10台、Bグループが9台に振り分けられた。さらにQ2進出ラインも上位6台と設定された。

 K2 R&D LEON RACINGは菅波選手がQ1を担当。公式練習での感触は芳しくはなかったが、最終ラップではQ2進出ラインに迫る走りを披露した。しかし、0.178秒届かず、グループ8番手でQ1敗退。予選後に1台が規定違反によりタイム抹消となったことで、決勝レースはひとつ繰り上がった14番手から上位を目指す。

「Q1で落ちるのは、ここしばらくなかったと思うくらい記憶にないことですが、いずれにしても今週はサクセスウエイトが効いているなと痛感しています。予選が始まるときから厳しい戦いになるとは思っていました。スピードがないので追い上げていくのも簡単ではないですが、作戦面や天候に合わせて動けるようにしていきたいです」と黒澤監督は決勝を見据えたコメントを残した。

LEON PYRAMID AMG
LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟) 2025スーパーGT第3戦セパン

決勝レース

6月28日(土)16:30~ 天候:曇り/路面:ドライ 気温:32℃/路面温度:39℃

 決勝日は早朝に大雨が降ったが、昼間に強い日差しが照りつけてドライコンディションに。ただ、スタート時刻になって曇り空となり、少し気温と路面温度が落ちたなかでスタートが切られた。K2 R&D LEON RACINGは菅波冬悟選手が前半スティントを務め、序盤の混戦状態の間にポジションを上げて11番手に浮上。その後も前のマシンの背後につけてレースを進めるが、追い抜くチャンスはなかなか巡って来なかった。

 セーフティカー導入のリスクを考慮し、ピットウインドウが開いた17周目にピットイン。蒲生尚弥選手に交代した。ここでチームも迅速に作業を進めたことと、蒲生選手の好ペースもあって、他車がピットインしている間に順位を上げていき、レース中盤には8番手まで浮上。その後も前のマシンを積極的に追いかける走りをみせ、踏ん張りどころの1戦で。しっかりとポイント獲得を果たした。また、レース終了後に1台がタイムペナルティーで順位を落とし、結果7位となった。

蒲生尚弥選手

「僕は後半スティントでしたが、ペースに関しても周りと比べても、そんなにかけ離れた感じはなく、似たようなタイムを刻めました。みんなノーミスでしたし、決勝もノーミスで走り、予選から順位を上げてゴールすることができたので、本当に良いレースだったと思います。ポイントも獲れたので、正直満足しています。次戦はいつもと違うフォーマットですが、いつも通り慌てず騒がずにいきたいと思います」

菅波冬悟選手

「結果的に14番手から7位フィニッシュなので、状況を考えるとすごく良い内容だったのかなと思います。周りのペースがどうなのか分からないなかスタートしましたが、混戦のなかで3台パスできました。セパンのコース特性的にも抜きにくいこともあり、ライバルのストレートスピードが速く、ストレートで離されて追い抜くことができませんでした。ペースがないなか、この順位で終われているので、チャンピオンシップを考えれば良かったと思います」

黒澤治樹監督

「サクセスウエイトの関係で重く、予選一発のタイムを出すのが難しく、辛い戦いではありました。そのなかで決勝では、ドライバーとスタッフみんなが力を合わせて、作戦面含めてレースもきっちりと戦ってくれました。この状況下で、しっかりとポイントを獲れたのは大きいですし、このポイントが最後に活きてくると思います。次戦の富士はフォーマットが変わって、どういう戦いになるか分からないですが、ドライバーふたりとも速いので、引き続き取りこぼしなくいきたいです」

LEON PYRAMID AMG
LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟) 2025スーパーGT第3戦セパン

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