そのFIA F2テストで渡欧していた週末、F1メキシコシティGPでは、平川亮が急きょF1デビューを果たすというニュースもあった。
これについては「刺激になったというか、めちゃくちゃ嬉しいニュースでした」と坪井。チャンスを掴める場所にいられることの重要性を再認識していた。
「やっぱりレースでは“そこにいること”って大事なんだなというのは改めて感じましたし、どんな形であれ、やっぱり乗れた事実は刺激になるし、しっかりパフォーマンスを出してポイントを獲ったことも含めて、そのチャンスを掴めれば、(活躍できる)チャンスがあるんだなと思います」
「これで箸にも棒にもかからなくて全然ダメだってなると、日本で一緒にやってきた自分のレベル感みたいなところに対して『全然無理なんじゃないか』と思うところもありますが、『戦える』というのは感じられたので、準備をしっかりとした上でチャンスを掴める場にいることっていうことが、やっぱり大事なんだなというのを改めて証明してくれたかなと思います。よりモチベーションが上がったなという感じでした」
「ただ、そのチャンスがもらえる場にいないといけないので、まずは自分がそこに行かないといけないなと思います。ありがたいことに、そのレースの上に今は乗せてもらえていると思うので、あるチャンスは活かしたいなと思います」
■奥様が参戦するKYOJO CUPも“リモート”でフルサポート
このFIA F2テストの参加もあり、奥様の斎藤愛未選手が参戦するKYOJO CUPの最終戦には帯同できず。そのことについて坪井に聞くと「もう気になってしょうがなかったです!」と、FIA F2のこと以上に熱く語り出した。
「ちょうど土日が移動日というか、僕の走行はなかったタイミングでした。ただ、時差はあるので、特に土曜日がきつかったですね。予選が(ヨーロッパ時間)夜中1時で、それを見て1回寝て、4時からのスプリント。ファイナルも(日曜日の)4時でしたが、全部YouTubeライブで、それこそセクタータイムも追いかけながら見ていました」と坪井。
レースの配信をリアルタイムで追いかけていただけではなく、練習走行日からTOM’SのKYOJO担当エンジニアと密に連絡を取っていたとのこと。海外からのサポートの甲斐もあってか、斎藤はポール・トゥ・ウィンで逆転チャンピオンを獲得。「チャンピオンを獲ってくれたので、その場にいなかったのは寂しい気持ちとか、いろんな感情はありましたね」と、現地にいられなかったことを、悔やんでいる坪井が印象的だった。
