DOCOMO TEAM DANDELION RACING プレスリリース

予選レポート
2025年3月9日 Rd-2 鈴鹿サーキット
天候:曇り/晴れ 気温:11℃ 出走台数:22台

 8日土曜日に開催されたスーパーフォーミュラ開幕戦を制した太田選手。牧野選手もピットロスタイムをリカバーしポイント獲得で終えたDOCOMO TEAM DANDELION RACING。

 第2戦を迎えた鈴鹿サーキットは快晴、しかし昨日は止んだ北風がふたたび強く吹くコンディションのなか予選が開始された。

 A組牧野選手はまず中古タイヤでコースイン。チェックランを行うと新品タイヤに履き替え、残り7分を切ったところでアタックへ。アウトラップから2周のウォームアップを経て、第3セクターで全体ベスト、第4セクターでもタイムを更新し首位で第2予選へ。

 B組太田選手も開始すぐにユーズドタイヤを履いてコースへ。牧野選手同様、予選残り7分のタイミングでニュータイヤを履いてアタックへ向かった。第1第2セクターでややタイムロスしたが、第4セクターでベストタイムを出し3番手で第2予選へ。

 続く第2予選、両選手はセットアップに修正を施し残り時間7分を切ったところでコースへ。セットアップの修正が行き過ぎたか、牧野選手は全体的にタイムを伸ばせず5番手。太田選手もポールタイムに0.04秒及ばず3番手で予選を終えた。

#5:牧野任祐選手 予選5番手(第1予選A組1番手 第2予選5番手)

「正直あまりうまくいきませんでした。テスト期間中に感じられていたグリップ感を今回感じられなくなってしまい、とくに第2予選ではタイムを伸ばすことができませんでした」

「フィーリングを一定に維持できておらず、コンディションの変化に対する感度が高すぎるのか、チームと共に解析して臨んでいるのですがちょっと難しい状況でした。昨日よりポジションを落としてのスタートとなりますが、新たなレースフォーマットへの対応含めてチームと一緒に粘り強く戦います」

#6:太田格之進選手 予選3番手(第1予選B組3番手 第2予選3番手)

「予選は昨日より自信もあったし、アタックもうまくできたと思いました。ただ、とくにサーキットの前半区間では、TEAM MUGENの2台のレベルが我々より上だと感じていて、3番手という決して悪くないポジションですが、まだまだ課題はありますね」

「開幕戦と同じ3番手スタートです。ミスなく1コーナーにトップで入って2連続優勝したいですね」

太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
第2戦スターティンググリッドでの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/2025スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦鈴鹿

決勝レポート
2025年3月9日 Rd-2 鈴鹿サーキット
天候:曇り/晴れ 気温:15℃ 出走台数:22台
観客数:8日(土)1万4500人 9日(日)1万8000人 合計3万2500人

 8日(土)開幕戦に続き1大会2レースで争われる鈴鹿サーキット第2戦は、タイヤ交換のウィンドウが定められていないレースフォーマット。そのためこれまでとは違ったレース戦略が求められ、チームとドライバーの思いが交錯するなかスタートを迎えた。

 3番グリッド太田選手はやや加速が鈍ったか、5番グリッドスタートの牧野選手が1コーナーで太田選手を抜いて3番手、太田選手は4番手でオープニングラップを周回する。

 オープニングラップを終えたところで、先行する野尻選手に反応したチームは、太田選手をピットに呼ぶ。太田選手は、ピットアウト後の冷えたタイヤながらアグレッシブにプッシュし、スプーンカーブで野尻選手を抜く。しかしその後コースに復帰した岩佐選手に先行を許しピットイン消化組の2番手で走行。

 牧野選手はステイアウトを選択し、ピットイン消化組とのタイム差を広げるべく、各セクターでベストタイムを連発しながら予選モードで走行する。

 前を走る岩佐選手攻略のタイミングを狙っていた太田選手は、14周目のシケインで岩佐選手のインに飛び込むが、止まり切れずオーバーラン。このため太田選手には5秒のタイム加算ペナルティが課されることになった。

 首位を走る牧野選手と、ピットイン消化組の首位太田選手のタイム差が37.5秒に開いた20周目に牧野選手はピットイン。タイヤ交換を済ませ太田選手の前でコースに戻るが、太田選手は冷えたタイヤの牧野選手をNIPPOコーナーでオーバーテイク。

 しかしフレッシュタイヤの牧野選手は24周目のバックストレートで太田選手を抜く。この時点で2番手太田選手と3番手坪井選手の差は4.2秒。5秒加算ペナルティ分の差を開けるべくハードプッシュする太田選手だったが、28周目にS字コーナーでコースアウト車が発生するとセーフティカーが導入されることに。

 レースはセーフティカーランがゴールまで続き、牧野選手は鈴鹿初優勝。太田選手は2番手でフィニッシュするが、5秒のタイム加算ペナルティにより、12位までポジションダウンすることとなった。

DOCOMO TEAM DANDELION RACING 2025スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿 レースレポート
優勝した牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/2025スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿

#5:牧野任祐選手 優勝

「昨日が悔しいレースだっただけに、今日の優勝はとても嬉しいですし、自身初の鈴鹿での勝利という事も印象深いです。スタートも決まって、新たなレースフォーマットにもうまく対応できたと思います」

「TEAM MUGENとのピット戦略の展開についてはぎりぎりまで悩むところもありましたが、展開的には引っ張るしかない状況でした。レースペースは良かったですが、まだまだ詰められる部分もありますね」

「太田選手とワン・ツー・フィニッシュしたかったですが、次のもてぎ戦で昨年のようないいバトルがチームメイトとできると良いですね」

#6:太田格之進選手 12位

「やれることはやったと思います。レース自体は戦略もよかったし、スピードもあったと思います。タイヤの冷えた状態で野尻選手を捉えることができましたし、岩佐選手ともアグレッシブなレースはできました」

「最後はセーフティカーランのままゴールということで、僕はタイムペナルティを負っていたので、不運というか、残念な結果になってしまいました。攻めた結果ですし、決勝の速さはあるので、次戦以降でしっかりと取り戻したいです」

DOCOMO TEAM DANDELION RACING 2025スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿 レースレポート
村岡潔チーム代表と牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/2025スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿

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