F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第18戦シンガポールGP編です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ピエール・ガスリーにとって、今年はドライバーとしてあまり楽しめないシーズンになっている。

 エステバン・オコンがチームを離れたあと、ガスリーはアルピーヌのチームリーダーの役目を担う立場となった。今季はチームメイトの途中交代もあって、これまでにアルピーヌが記録した選手権ポイントは、すべて彼が稼いできたものだ。新人のジャック・ドゥーハンとフランコ・コラピントはいずれも苦戦を強いられてきたが、最近のレースではガスリーも良い週末を過ごす希望を持てなくなっている。アルピーヌはすでに開発努力を来季の新規定マシンに集中しているからだ。

 つまり、チームは来年の戦いをより有利に進めるべく、今年のクルマには見切りをつけ、開発作業をほとんど行っていないのである。そのためガスリーは、ポイント圏内を争える可能性がほとんどないことを承知のうえで、レースに臨まざるをえなくなっている。

ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります

または

本日のレースクイーン

Queenaくいーな
2025年 / スーパー耐久
ルーキープリティ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円