セバスチャン・ブルデー、ジェンソン・バトン、アール・バンバーがドライブする僚友の38号車はさらに悪い結果に終わった。2番グリッドからスタートした38号車は、周回おくれの13位に終わっている。
序盤、2番手を走行していたブルデーは、予選から使用している中古タイヤを左側に装着していたため、第2スティントで後退。リスタート後には93号車プジョーと51号車フェラーリ499Pに追い抜かれる危険にさらされた。
その後、バトンは悪夢のような中間スティントを強いられ、アントニオ・フォコの50号車フェラーリと接触してコースアウトし、5位から10位へと後退。そして最後のセーフティカー導入により38号車は集団から離脱し、1周おくれでレースを終えることとなった。
今季限りでフルタイムのレースシートから退くことを発表しているバトンは、「クリーンエアの時はマシンの調子が本当に良かったが、僕のときは最初はそうではなかった」と自らのスティントを振り返っている。
「落ち着くまでは本当に大変だったが、その後クリーンエアに戻ると調子も良くなり、他のマシンを抜き始めることができた。何度か良いバトルもできた」
「実際、接触され、マシンをスピンさせないようにするためにはコースアウトするしかなかったんだけど、彼はペナルティを受けることすらなかった」

