2026年F1第16戦バーレーンGPの決勝レースがマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、キャデラックF1チームのセルジオ・ペレスは19位、バルテリ・ボッタスはリタイアでレースを終えた。
現地では決勝レース前に大雨が降ったため、最終的に当初のスタート予定時刻よりも1時間33分遅れて、セーフティカー(SC)先導でレースが始まった。ペレスとボッタスはスタートにソフトタイヤを選択したが、コース上のコンディションはインターミディエイトタイヤの方が適した状況だった。そのためペレスは1周目の終わりにピットに向かい、インターミディエイトに交換した。一方ボッタスはソフトタイヤのままステイアウトすることを選んだが、9周目にターン13でスピンを喫した。その結果ボッタスはアウト側のグラベルに乗り上げ、リタイアとなった。
これでセーフティカー(SC)が導入され、このタイミングでペレスはミディアムタイヤに履き替えた。その後は18周目にハードタイヤに交換し、21周目にも再びピットに入って2セット目の新品ハードを投入。39周目にはミディアムに、そしてバーチャルセーフティカー(VSC)出動中の44周目にソフトタイヤに履き替えて、19位で完走した。
キャデラックにとってこれほど雨が降るウエットコンディションでの走行は初めてのことだ。マルチン・ブコウスキー代表は、「特に、こうしたコンディションでのタイヤの挙動やマシンのセットアップに関することなど、今日のレースから多くのことを学んだ。この経験は今後のレースに向けて重要なものになるだろう」と振り返った。
■セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
決勝=19位(55周/55周)
20番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ミディアム→ハード→ハード→ミディアム→ソフト
「今日は本当に厳しいレースだった。もっと早く路面が乾くと考えていたけれど、1周目からマシンをコース上にとどめておくことさえ非常に難しいと感じた」
「そこでピットに入ることを決めた。インターミディエイトに交換してからはマシンにかなり競争力があり、前のマシンとの差を縮めることができていた。後続には大きなギャップを築けていたので、この時点では戦略もうまくいっていたと思う」
「残念ながら、その後セーフティカーが入って集団が再びひとつになり、それまで築いていたアドバンテージを失ってレースの状況も変わってしまった。非常に難しいレースだったし、マシンの感触も厳しいときがあった。スタート時には何台かのマシンにソフトウエア関連の問題が発生し、走行に影響が出ていた。この件についてはFIAが詳しく調べていると理解している。そこからしっかり学び、今後のレースに活かしていけると思う」
■バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
決勝=DNF(8周/55周)
19番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ソフト
「ソフトのスリックタイヤでスタートするのは最初からリスクのある選択だったし、今日はそれがうまくいかなかった。レースが始まり、インターミディエイトを履いたマシンがどれだけ速く走っているかを見れば、自分たちがどんな状況にいるのかはすぐに分かった」
「もっと早く路面が乾くと考えていたし、何か違うことを試す価値はあると思っていた。でも、結果的にはうまくいかなかった」
「集団についていこうとしていくつかリスクを冒したけれど、最後は自分のミスでレースを終えることになってしまった。そのことについては、チームに謝るしかない」


