2026年のWEC世界耐久選手権『富士6時間耐久レース』が、今年も富士スピードウェイで開催された。走行前日の9月24日、国内トップカテゴリーで活躍するチーフエンジニア・渡邊信太郎氏とともにパドックを巡り、気になった技術的ポイントを語ってもらう新企画『しん散歩』を始動。レーシングカーづくりに目がない渡邊氏が、現場で得た“気づき”を烈火のごとく語る。
渡邊氏は、スーパーフォーミュラの38号車、GT300の2号車、SROジャパンカップやIGTC鈴鹿1000kmに挑むマエザワ・レーシング、さらにスーパー耐久のシンティアム アップル KTMまで手がける、日本屈指の現場エンジニアだ。今回は『しん散歩』番外編として、WEC参戦チームが使っていた設備にフォーカス。給油タワーやマシンの3Dスキャンについて語っていく。
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●世界を転戦するハイパーカーチームの給油タワーを観察
皆さんこんにちは! レースエンジニアの渡邊信太郎です。今回は番外編としてマシンチェックとは趣向を変えて、チームが使っている設備で目についたものを紹介したいと思います。
まずは、これはぜひ紹介したいと思ったもので、ベルギーの名門WRTが使っている給油タワーです。かなり高級な設備なはずで、さらにチームごとのカスタムも施してある代物です。他の多くのハイパーカーチームでも、同規模の設備が使われています。
そして国内のスーパーGTを見慣れている方なら気付くと思いますが、ピット作業時のタイヤ交換のルールが違うため、機材のフォーマットも異なります。

