ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン2026シリーズ第8戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2026年9月12日(土)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:29度 路面:37度(レーススタート時)

 12日(土)午前中に行われた公式予選のベストタイムで決定した、PCCJ第8戦の決勝グリッド。総合(オーバーオール)ポールポジションは、2025年ポルシェ・カレラカップ・ドイツのチャンピオンである#66 ロベルト・デ・ハーンが今シーズン6回目の獲得。2番手は2025-2026年ポルシェ・カレラカップ・ミドルイーストチャンピオンの#99渡会太一、3番手は2025年PCCJチャンピオンの#78 木村偉織が並ぶ。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAがポールポジションを獲得した。

 午前の予選中は上空に雲が多かったが、午後からは晴れ間が広がるなか、第8戦決勝のフォーメーションが16時35分から開始され、各車は路面コンディションを確認しながらゆっくりと1周。ふたたびグリッドにマシンが整列してレースはスタートし、ポールポジションの#66 デ・ハーンと2番手グリッドの#99 渡会がトップ争いを繰り広げながら1コーナーへと向かう。

 その2台のバトルのアウト側から1コーナーへトップで飛び込んだのは、3番手スタートの#78 木村であった。レース前にスタートが勝負、と語った#78 木村が有言実行でトップに立ち、2番手に#99 渡会、3番手に#66 デ・ハーン、4番手に#60 伊東黎明が続く。

 1周目、ホームストレートに戻ってきたトップの#78 木村と#99 渡会の差は0秒375、#66 デ・ハーンとの差は0秒760。2周目、#66 デ・ハーンは#99 渡会の直後に迫り、シケインでオーバーテイクに成功。この勢いのまま#78 木村にも仕掛けていきたい#66 デ・ハーンは、2周目に1秒088あったタイム差を、3周目には0秒471、4周目には0秒320と縮めていく。そして5周目、#66 デ・ハーンは#78 木村の背後にピタリと着け、スプーンカーブの立ち上がりで軽く接触する場面も見られるなど2台の争いはその後も続く。

 勝負がついたのは8周目の130Rで、その場面を#78 木村は、「スプーンカーブでミスしたのが全てでした。そのため西ストレートでデ・ハーン選手に並ばれて、130Rで抜かれてしましました」と語る。ここで#78 木村はコースアウトを喫してしまうが、なんとかコース復帰を果たし、#99 渡会とのバトルを制して2番手ポジションをキープ。だが、4番手からポジションアップを狙っていた#60 伊東が#99渡会に迫るも、最終コーナーでアクシデントを喫してしまう。

 これにより、セーフティーカー先導で隊列を組み周回を重ねていくが、そのままチェッカーとなってしまい#66 デ・ハーンが今シーズン6勝目をマーク。「スタートで少し出遅れてしまいましたが、逆にレースがおもしろくなったと思います。渡会選手と木村選手とのバトルも楽しめましたし、最終的に勝つことができましたからね。でも、明日は好スタートを決めて攻めていきたいです」と、優勝した#66 デ・ハーンはレースを振り返る。

 2位の#78 木村は、「スタートでうまくトップに立てたのに、最後は自分のミスで抜かれてしまった。悔しさと学びがあったレースですね」と、反省する。

 一方プロアマクラスは、好スタートを決めた#16 Hiroが2番手以下を大きく引き離して今シーズン2勝目をマーク。しかも、オーバーオール(総合)で3位表彰台に上がる活躍を見せた。

「3位はラッキーな部分がありますが、クラス優勝できたのは王者を目指す上で大きいと思います。明日も頑張りたいと思います」と、#16 Hiroは喜びを語る。

 一方アマクラスは、総合6番手からスタートした#17 IKEDAが、決勝でもプロアマクラスのドライバーを抑えて総合5位、アマクラス優勝を飾る。「プロアマクラスのドライバーとのバトルは、疲れましたが楽しかったです。途中でセーフティーカーが導入されなかったら、抜かれていたと思いますよ」と、冷静にレースを振り返る。

 明日13日(日)に開催される第9戦のグリッドは、12日に行われた予選のセカンドベストタイムで決定しており、オーバーオール(総合)のポールポジションは#66 デ・ハーンが獲得。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAがクラスポールポジションを獲得と、第8戦と同じ結果となっている。

■第9戦 決勝レポート

ポルシェカレラカップジャパン2026 第8戦・第9戦鈴鹿 決勝レポート
ウエットコンディションとなった第9戦の決勝レース

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン2026シリーズ第9戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2026年9月13日(日)に開催しました。

天候:雨 路面:ウエット 気温:25度 路面:27度(レーススタート時)

 9月12日(土)午前中に行われた公式予選のセカンドベストタイムで、PCCJ第9戦の決勝グリッドは決定し、総合(オーバーオール)ポールポジションは第8戦と同じく、2025年ポルシェ・カレラカップ・ドイツのチャンピオンである#66 ロベルト・デ・ハーンが獲得。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAが各クラスのポールポジションを獲得した。

 13日は朝から雨が降り続けている影響で、路面は完全なウエットコンディション。PCCJの前に開催されたレースではアクシデントにより赤旗中断となる荒れた展開となった。その影響でPCCJのスケジュールはわずかだが遅れての進行となる。

 雨は弱くなってきたものの、路面には雨がかなり溜まっており危険な状態のため、セーフティーカー先導により10時55分に第9戦決勝レースはスタートする。セーフティーカーを先頭に隊列を組み、路面コンディションを確認しながら周回し、2周目にセーフティーカーのランプが消えて3周目からレーススタートとなる。

 ここでポールポジションの#66 デ・ハーンは、2番手の#99 渡会太一との差を広げながら1コーナーを駆け抜けていく。スピードが伸びない#99 渡会の背後には、3番手の#78 木村偉織が迫り、2台は並んでシケインに飛び込み、最終コーナーのアウト側から#78 木村がオーバーテイクに成功して2番手に浮上する。この3周目に#66 デ・ハーンは、レースファステストとなる2分16秒922を記録して、2番手以下を引き離しはじめる。

 #66 デ・ハーンは雨のなかでも安定した走りを見せて、一度もトップを譲ることなく今シーズン7回目の優勝を飾る。ヨーロッパでのポルシェMobil 1スーパーカップに出場するため欠場した2戦(第4-5戦)を除き、PCCJでは7戦すべてでポール・トゥ・ウインと勝率100%の記録をさらに伸ばした。

「日本で初めてのウエットレースでしたが、本当に面白かったです。雨だと走り方は違ってきますが、すぐにコースの特性を掴むことができ、とても良いレースができたと思います」と、#66 デ・ハーンは語る。

 前日に続き2位に終わった#78 木村は、「早い段階で渡会選手を抜き、デ・ハーン選手に勝負を挑みたかったのですが、追いつくことができませんでした」と、悔しさを滲ませる。3位の#99 渡会は、「雨用に色々と対策をしていたのですが、それが裏目に出てしまいました。ペース的に伸びなかったですね」と悔しがる。

 この結果、オーバーオールのランキングは#66 デ・ハーンが162.5点でトップに立った。2位は158点の#99 渡会、3位は122点の#78 木村、4位は120点の#60 伊東黎明となり、計算上では4人ともチャンピオンの可能性を残して最終大会を迎える。

ポルシェカレラカップジャパン2026 第8戦・第9戦鈴鹿 決勝レポート
第9戦鈴鹿の表彰式(プロクラス)

 プロアマクラスは、前日の第8戦に続き#16 Hiroが好調を維持して雨のなかでも速さを見せ、今シーズン3回目の優勝を飾る。レース中には、プロクラスの#60 伊東をオーバーテイクする活躍で、オーバーオール(総合)では4位に入賞した。

「雨のレースでしたが、伊東選手とのバトルも楽しめました。今大会の連勝で、王者も少し見えてきましたね」と、#16 Hiroは連勝を喜ぶ。

 2位争いを繰り広げた#77 浜崎大と#88 Tiger Wuは、最終的に#77 浜崎に軍配が上がる。結果、プロアマクラスのランキングは、トップの#88 Tiger Wuが166.5点、2位の#16 Hiroが165点と、1.5点差で最終大会を迎えることになる。一方アマクラスは、#17 IKEDAがシーズン8連勝で優勝を飾る。「雨で体力的に疲れましたが優勝できて良かったです。また、アマクラスの王者も確定したようですが、残りのレースも勝てるように頑張ります」と、力強く語る。

 次回の富士は今シーズンの最終大会で、PCCJ第10-11戦が9月25日(金)、26日(土)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。この大会は、世界耐久選手権(WEC)富士6時間耐久レースのサポートレースのため、世界選手権の大観衆の前で今シーズンのPCCJチャンピオン、プロアマクラスの王者が決定することになる。果たして、今シーズンを制するのは誰なのか注目したい。

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