2025年F1第22戦ラスベガスGP、初日15番手──ポジションだけを見れば、角田裕毅(レッドブル)のラスベガスGP初日の調子はいまひとつのように錯覚してしまう。しかし、これはフリー走行2回目で角田がソフトタイヤでのタイムアタックを完了できないまま、セッションが終了したからだった。
その理由はふたつあった。ひとつ目は、アタックに入った直後のターン5で前を走っていたピエール・ガスリー(アルピーヌ)が曲がりきれずにエスケープゾーンへ直進してしまい、イエローフラッグが出されたために、アクセルをバックオフしなければならなかったからだ。

