TGR TEAM WedsSport BANDOHの代表として国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラスに参戦しつつ、青年実業家としてさまざまなチャレンジを続ける坂東正敬監督。そんなマサ監督が日々のレースや、実業家としての活動のなかで、面白いと思ったこと、取り組んでいることについて、自ら筆をとります!
今回は9月19〜20日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された2026年スーパーGT第6戦を振り返ります。優勝に手が届きかけた19号車WedsSport BANDOH GR Supraがなぜ勝ちきれなかったのか、セーフティカー(SC)が分けた明暗をマサ監督が自らレース展開を振り返りながら解説。あわせて第7戦オートポリスへの展望もアクセル全開でお届けします。
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押忍! 坂東マサです。
スーパーGT第6戦SUGOが終わってから、会う人会う人に「惜しかったですね!」「勝てそうでしたね!」「セーフティカーが出なければ……」「途中どうしたのですか?」「順位しか見ていなかったのですが、何があったのですか?」「チャンスありましたよね?」などと、いろいろな言葉をかけていただきました。今回はそのあたりを、僕なりに振り返ってみたいと思います。
まず予選です。ダンロップを履く64号車Modulo HRC PRELUDE-GTの速さにはかなわず、ポールポジションを譲りました。これで今季のブリヂストン勢の全戦ポールポジション、全レース表彰台独占という完全制覇の可能性はなくなりました。僕らはトヨタ/GR勢のなかではトップとなる3番手。現状のタイヤを考えれば、満足できる結果でした。
そして決勝。正直な気持ちを言えば「セーフティカーが出なければ……」というものですが、レースは勝者と敗者に分かれるスポーツです。それでも、ドライバーには輝いてほしかったというのが本音です。
スタート直後は路面がまだ完全には乾いておらず、ところどころウエットな部分も残っていました。そのため、セーフティカースタートは19号車WedsSportにとって、むしろ追い風になりました。
4周のセーフティカー先導を経て、5周目にレース開始。スタートドライバーを務めた国本雄資選手でしたが、後方の100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTは山本尚貴選手が燃費走行とタイヤをいたわる走りに徹していたこともあり、スタート直後から僕らに迫ってくることはありませんでした。
14周目、2番手を走っていた17号車Astemo HRC PRELUDE-GTの野村勇斗選手を、国本選手が馬の背で豪快にパスして2番手に浮上。あのオーバーテイクは本当にかっこよかったですね! トップの64号車Moduloとの差は、20周目で3.7秒、22周目で2.5秒、24周目にはコンマ5秒まで縮まり、19号車WedsSportはトップ争いに食い込んでいきました。
ダンロップタイヤも厳しくなって差が詰まっていくなかでしたが、19号車WedsSportのヨコハマタイヤもだんだんとキツくなってきていました。もともとの作戦では、19号車WedsSportは32〜36周目のあいだにピットに入る予定でした。
そんな矢先の27周目、最終コーナーで16号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTと30号車apr GR86 GTのクラッシュが発生。フルコースイエロー(FCY)からセーフティカーに移行しました。ちなみに、このとき3番手の17号車Astemoとの差は約15秒あったので、正直『あとは64号車Moduloとの一騎打ち』と思っていただけに、本当に残念なタイミングでした。
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