予選レポート
2025年8月9日 Rd-8スポーツランドSUGO

天候:晴れ 気温30℃ 出走台数:22台

 2025シーズンから8月夏休み期間中の開催となったRd8スポーツランドSUGO。前戦Rd7富士スピードウェイで今季3勝目を飾りドライバーランキング2位の太田選手と、今季2勝し安定してポイントを積み重ねランキング3位につける牧野選手。チームランキングとのダブルタイトルを狙うためにも、スポーツランドSUGOでよい流れを加速させたい。

 午前中に行われたフリー走行では、牧野選手に駆動系のトラブルが発生し、フリー走行におけるテストの機会を失ってしまう。着々とテストメニューを消化する太田選手も、セッション後半にトラブルがあり、両選手ともに課題を残すかたちで予選を迎えることになった。

 予選A組の太田選手は、フロントのみニュータイヤを装着しコースへ。1周のフロントタイヤへの熱入れを行いピットイン、リヤにニュータイヤにして残り時間4分でアタックラップへ。ところ太田選手はグリップ不足を感じ、全体的にタイムを伸ばすことができず8番手。第2予選へコマを進めることができなかった。

 フリー走行のトラブルが解消された牧野選手は、ぶっつけ本番ながら1セット目のニュータイヤでフィーリングを確かめると2セット目のニュータイヤを投入。5番手で第2予選へ。

 続く第2予選へ向け、牧野選手はエンジニアと相談しセットアップ修正を加える。予選残り4分を切ったところでコースイン。牧野選手は第2セクターと第4セクターでタイムを伸ばせず、7番手で予選を終えた。

#5:牧野任祐選手 予選7番手(第1予選B組5番手、第2予選7番手)

「午前中のフリー走行でトラブルがあり、ほとんどまともに走ることができなかったことを考えると、第1予選を通過し予選7番手で終わることができたことはラッキーだったかなと思います」 「ただ前戦富士から引きずっている問題は解消できていなくて、課題を残した状態です。明日の決勝は雨予報ですし、サバイバルレースになると思うので、生き残って少しでも多くのポイントを獲得したいですね」

#6:太田格之進選手 予選16番手(第1予選A組8番手)

「準備してきたことをしっかりと確認しながら、フリー走行もフィーリングよく進めることができていました。しかし予選では期待したグリップを感じることができず、全体的なパフォーマンス不足で第2予選に進むことができなかったことは残念です。明日は天候不安定な予報です。チームとしっかり準備し上位を目指します」

DOCOMO TEAM DANDELION RACING 2025スーパーフォーミュラ第8戦SUGO レースポレート
牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第8戦SUGO

決勝レポート
2025年8月10日 Rd-8スポーツランドSUGO

天候:雨 気温:23℃ 出走台数:22台
観客数:9日(土)6200人 10日(日)9200人 合計1万5400人

 晴天のなか行われた予選日から一転して雨模様となった決勝日のスポーツランドSUGO。ただ、本降りの雨でアクシデントが多発、途中終了となった昨年とは違い、スタートを迎える時点で雨はごく弱く降る状態で落ち着いていた。

 決勝レースはセーフティーカー(以下SC)先導によるスタートとなり、SCが離れた6周目にレースはスタート。牧野選手はひとつポジションを下げ8番手、太田選手は2台をパスして14番手でオープニングラップを周回。難しい路面コンディションのなかバトルを繰り広げる。

 10周目にスピン車両が発生するとSCが導入された。15周目にSCが解除されたが、20周目に最終コーナーでクラッシュがあり再びSCが導入となる。

 29周目にSC解除、レースが再開されると、16番手スタートから着々とポジションアップしていた太田選手は、30周目にはオサリバン選手と激しく争う牧野の背後9番手まで順位を上げる。ここから、KONDO RACINGとDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの4台がオーバーテイクシステム合戦の様相で激しい接戦を繰り広げる。

 SCが長引いたことで75分のタイムレースとなるなか、アグレッシブに攻め続けた太田選手は8ポジションアップの8位で、最後まで接戦を戦い抜いた牧野選手は10位で、共にポイントを獲得してレースを終えた。

#5:牧野任祐選手 10位

「前戦富士に続いて苦しい週末となってしまいました。土曜日のフリー走行で駆動系のトラブルがあったり、予選ではフロアの一部に破損が生じたりと、リズムに乗れなかったこともありますが、それらとは別の問題があるように思います。原因を突き止めるためにチームと共に頑張っていますがまだ模索状態ですね」

「残り4レースの内、次の富士での2レースがシーズンを決める重要な大会になるでしょうから、とにかくやれることをやって臨みたいと思います」

#6:太田格之進選手 8位

「昨日のドライコンディションではパフォーマンスを充分に発揮できませんでしたが、今日の雨のコンディションでは8ポジションアップの非常に強いレースをお見せできました。修正すべき課題はありますが、今日の3ポイントが残り2大会4レースで重要になりますから、ダメージは最小限にできたかなと思います」

「データを共有する5号車の不調についても、チーム全体で取り組んでチャンピオンシップを戦いたいと思います」

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