予選レポート
2025/10/12 Rd-10 FUJI SPEEDWAY
天候:曇り 気温:21℃ 出走台数:22台
昨日開催された第9戦は、予選は赤旗による途中終了。決勝は雨と霧の影響でセーフティカー先導による14周の周回で終了と、観客にとってもチームにとっても残念なレースとなったが、明けた第10戦は曇り空。レースをすることなく終わってしまった第9戦の分を取り戻し、シリーズ争いに留まるため、チームとドライバーは予選に向けて準備を進める。
第1予選A組の牧野選手は、金曜日のフリー走行の好調を維持。3周回のウォームアップランでタイヤに熱を入れると、第2第3セクターをベストタイムでトップタイムを記録し首位で第2予選に進む。
B組太田選手のコースイン前に、牧野選手から路面コンディションとタイヤのウォームアップに関する情報を得、牧野選手と同じく3周回のウォームアップの後2周回のアタックを行う。2アタック目の1コーナーでオーバーシュートとする場面も見られたが、太田選手も首位で第2予選へ。
続く第2予選、若干霧が濃くなり始めるが、走行に影響のないレベル。第2予選は7分間と短いため、2周回のウォームアップを挟んでアタックを開始した両選手。牧野選手は1回目のアタックでトップに、さらにアタックを続け記録を伸ばすが、第3セクターでタイヤパフォーマンスが落ち2度目のアタックは不発に。それでも牧野選手のタイムを超えるライバルはおらずポールポジションを獲得した。
太田選手は1回目のアタックで牧野選手から0.5秒ビハインド。2回目のアタックへ向かったが1コーナー出口でややスライドしタイムロス。3番手で予選を終えた。
#5:牧野任祐選手 予選1番手(第1予選A組1番手、第2予選1番手)
「今季2度目のポールポジションは素直に嬉しいです」
「金曜日のフリー走行からフィーリング良かったのでドライは自信ありました。シーズン中盤戦で苦労した部分がありましたが、チームが素晴らしい車を準備してくれて、パフォーマンスを取り戻すことができました。午後の決勝が楽しみです」
#6:太田格之進選手 予選3番手(第1予選B組1番手、第2予選3番手)
「クルマのフィーリングはとても良くて、ただ牧野選手に対してはやや遅れている印象はありました」
「1コーナーのブレーキングはシビアで、完璧なアタックとはなりませんでしたが、2列目スタートからしっかりとレースを組み立てて、チームメイトと2台でしっかりと表彰台を獲って、最終戦の鈴鹿に望みをつなげたいと思います」

決勝レポート
2025/10/12 Rd-10 FUJISPEEDWAY
天候:曇り/霧 気温:20℃ 出走台数:22台
シリーズ争いも佳境に入る終盤4大会。昨日第9戦が雨と霧によるコンディション不良からセーフティカー先導による14周目に赤旗提示でそのまま終了となってしまったが、第10戦においてもスタート進行開始直前から濃い霧が立ちこめはじめ、14時05分開始のスタート進行は10分間ずつディレイが繰り返されていくことになった。
霧が晴れるのを観客もチームも忍耐強く待ったものの、状況は良くなることなく、15時35分に決勝レース開催の中止がアナウンスされた。
#5:牧野任祐選手 スタートグリッド ポールポジション
「レースをしたかったですね。昨日の第9戦もまともにレースしていないですからね。観に来てくれたファンの皆さんには残念だったと思います」
「ポールポジションを活かせなかったことが残念です。この第10戦の代替開催があれば、チャンピオンシップのチャンスはまだあると思います」
「そうなることも念頭に、しっかりと最終ラウンド鈴鹿に向けて準備して、今回の富士の分も頑張りたいと思います」
#6:太田格之進選手 スタートグリッド3番手
「レースしたかったですが、天候に関しては僕たちにはどうしようもできないので仕方ないですね」
「ロングランの調子も良いので、決勝には自信もありました。本来なら第9戦と10戦で、2台でしっかりと表彰台を獲って最終戦の鈴鹿に臨みたいところでした」
「今回の予選順位をキープしたうえで、第10戦の代替開催ができることを期待しています。次戦鈴鹿では、気持ちよくレースができればと思います」
