予選レポート
2025/11/22 Rd-11 鈴鹿サーキット
天候:晴れ 気温:12℃ 出走台数:22台

 前回第6大会富士において濃霧のため中止となった第10戦の決勝レースは、JAFグランプリ鈴鹿大会に振り替えられることとなった。そのため、1大会3レースで開催されるこの週末、まずは第11戦および第12戦の予選が22日(土)の午前中に開催されることとなる。

 鈴鹿で常に安定した速さを見せるDOCOMO TEAM DANDELION RACING。ドライバーランキング3位の太田選手と4位の牧野選手は、この鈴鹿最終大会3連戦でいかにタイトルをもぎ取るのか、注目のなか予選が開始された。

 A組牧野選手はまず中古タイヤでコースイン。チェックランを行うと新品タイヤに履き替え、残り7分を切ったところでアタックへ。第1、第2セクターでややタイムロスするが、第3セクターでタイムを更新、第4セクターで全体ベストを記録し、4番手で第2予選へ。

 B組太田選手も開始すぐにユーズドタイヤを履いてコースへ。牧野選手同様、予選残り7分のタイミングでニュータイヤを履いてアタックへ向かった。牧野選手と同じく第1第2セクターでややタイムロスしたが、第3セクターで全体ベストタイムを出し首位で第2予選へ。

 続く第2予選、牧野選手はセットアップに手を加えず残り7分で、太田選手はセットアップに修正を施し牧野選手の30秒後にコースへ。牧野選手は前半区間でタイムを伸ばせず7番手。太田選手は第2セクターでベストタイムを記録するが、第1予選でベストを記録した第3セクターでタイムを伸ばせず5番手で予選を終えた。

#5:牧野任祐選手
予選7番手(第1予選A組4番手、第2予選7番手)

「第1予選では、ちょっとリアのバランスが良くなくて、ただ第2予選に向けてはこのままのセッティングでバランスが取れる想定でした。結果的には路面コンディションの変化量が大きくもっと攻めることができたと思います。この後の第12戦の予選に向けてアジャストして臨みます」

#6:太田格之進選手
予選5番手(第1予選B組1番手、第2予選5番手)

「走り始めからフィーリング良く、第2予選も自信を持ってアタックできました。5番手というのは狙った順位ではありませんでしたが、もてるポテンシャルは発揮できたと思います。決勝レースには自信がありますので、午後の第11戦決勝レースで取り返したいと思います」

DOCOMO TEAM DANDELION RACING 2025スーパーフォーミュラ第10戦・第11戦・第12戦 土曜レポート
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第10戦・第11戦・第12戦鈴鹿

予選レポート
2025/11/22 Rd-12 鈴鹿サーキット
天候:曇り/晴れ 気温:16℃ 出走台数:22台

第11戦予選から1時間半ほどのインターナルを経て、第12戦の予選が開始された。この間に気温は5度ほど上昇。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野、太田両選手は、コンディション変化を見据えセットアップの小修整を行いまた、ウォームアップを2周回から1周回へ変更して予選に臨んだ。

 A組牧野選手はまず中古タイヤでコースイン。チェックランを行うと新品タイヤに履き替え、残り5分30秒でアタックへ。岩佐選手に対して第1第2セクターで後れを取るも2番手で第2予選へ。

 B組太田選手も開始すぐにユーズドタイヤを履いてコースへ。牧野選手同様、1周回のウォームアップの後アタックに入る。第2セクターで全体ベストを記録した太田選手だが、後半区間でタイムロス。わずか0.047秒差の2番手で第2予選へ。

 続く第2予選、若干気温が下がり、ホームストレート上の風向きも変化する中、両選手はセットアップに修正を施し残り時間5分でコースへ。両選手ともに前半セクターでの感触は改善したが、トップタイムには届かず、牧野選手5番手、太田選手は4番手で予選を終えた。

#5:牧野任祐選手
予選5番手(第1予選A組2番手、第2予選5番手)

「全体的にグリップ感もあり、アタックもうまくできたと感じましたが、特にサーキットの前半区間では、チーム無限の2台のレベルが我々より上で、課題が残る形となりました。本日午後の第11戦、明日は2連戦と、忙しいレースフォーマットになります。スケジュールへの対応含めてチームと一緒に粘り強く戦います」

#6:太田格之進選手
予選4番手(第1予選B組2番手、第2予選4番手)

「第1予選からフィーリング良く、第2予選に向けてさらに高い次元を取りに行ったのですが、想定するパフォーマンスは得られず、上げ幅が少なかったですね。予選ではライバルに差をあけられた感がありますが、これはオフシーズンの課題として、今日午後第11戦と明日の2連戦に集中して臨みます」

DOCOMO TEAM DANDELION RACING 2025スーパーフォーミュラ第10戦・第11戦・第12戦 土曜レポート
3位表彰台を獲得した牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第11戦決勝

決勝レポート
2025/11/22 Rd-11 鈴鹿サーキット
天候:晴れ 気温:18℃ 出走台数:22台

2025シーズン最終第7大会JAFグランプリ。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGはチームランキング1位。ドライバーランキングでは、太田選手が首位坪井選手に14.5ポイント差の3位。牧野選手は4位と、首位を追いかける状況で臨む。

 午前中に開催された第11戦予選を太田選手5番手、牧野選手7番手で終え迎えた第11戦決勝。牧野選手は抜群のスタートで4番手まで大きくポジションアップ。一方太田選手はアンチストールモードに入ってしまい12番手までポジションを落としてしまう。

 そのオープニングラップでは、岩佐選手がS字コーナーでコースオフ。早々にセーフティカー(以下SC)が導入される。5周を終えた時点でSC解除となるが、9周目に1コーナーでコースオフがあり2度目のSC導入。このタイミングでピットウィンドウオープンを迎えたため、全車ピットイン。先行する牧野選手に対し、ダブルストップとなる太田選手には痛い展開となった。

 牧野選手3番手、太田選手8番手でリスタートが切られると、太田選手はライバルより1周0.5~1秒速いペースで、次々にオーバーテイクし19周目には5番手までポジションアップ。さらに前を行く坪井選手とのタイム差を0.7秒まで詰めるが届かず5位。

 牧野選手は膠着状態のトップ3に中で粘り強くプッシュし3位でフィニッシュ。ともに明日の2連戦、タイトル権を残す形で第11戦決勝を終えた。

#5:牧野任祐選手 3位

「スタートが決まったのが良かったです。3番手でプッシュし続けましたが、レースセットアップは満足できる状態ではなくレースペースはきつかったです。明日の2連戦に向けてはコンディションとセットアップのバランスを再確認し、チームタイトルはもちろん、ドライバータイトル獲得もチームの総力で勝ち取りたいです」

#6:太田格之進選手 5位

「スタートに集中していましたが、アンチストールモードに入ってしまい大きくポジションを落としてしまいました。さらにピットストップウィンドウオープンのタイミングでセーフティカー導入となったため、ダブルストップを選択することとなり、不運が重なりましたが、そこからのペースは良くて5位までポジションを戻すことができました。基本ペースは良いので、明日の2レースでダブルタイトルに臨みます」

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