11月22日(土)
2025スーパーフォーミュラ第11戦予選・決勝
鈴鹿サーキット

第11戦
予選結果

#64:4番手
#65:3番手

決勝結果
#64:9位
#65:2位

概要
・3レース大会の1レース目となる第11戦
・公式予選は、佐藤蓮が4番手、イゴール・オオムラ・フラガが3番手
・決勝は波乱が続くなか、ピットインのタイミングでポジションを落とした佐藤は9位
・1周目で前に出たフラガは今シーズン最高位の2位フィニッシュ

 2025シーズンの最終大会は、第11戦、第12戦の2レース大会で予定されていたが、濃霧による視界不良のためキャンセルとなった第10戦の代替開催が決まったことで、2日間で3レースを行なうことに。

 土曜の鈴鹿サーキットは快晴に恵まれ、まずは第11戦の公式予選から行われた。PONOS NAKAJIMA RACINGの2台は揃ってQ1を通過し、Q2では佐藤蓮のアタックが4番手、イゴール・オオムラ・フラガがそれを上回り3番手となった。

 27周回で争われる決勝レースは14時30分のスタート時刻に向けて準備が進められていたが、フォーメーションラップでアクシデントが発生したマシンがあり、スタートディレイとなる。

 スタート直後、前パスしようとしたフラガがそのマシンと接触があり、そのマシンがコースアウトしたためセーフティーカーが導入される。6周目にレースは再開。フラガは2番手、佐藤は3番手で周回をしていく。9周目にコースアウトをしたマシンがあり、再びセーフティーカーが入ることに。そのままタイヤ交換ができる10周を終えたことで、全車がタイヤ交換のためにピットインを行なう。

 PONOS NAKAJIMA RACINGの2台は同時ピットインで、フラガ、佐藤の順でタイヤ交換を行なってコースに戻る。フラガはポジションキープとなったが、佐藤は15番手までポジションを落とす。佐藤は諦めることなくプッシュを続け、少しずつ順位を回復し、残り周回が3周となると10番手、ファイナルラップにもう1台パスし9位でフィニッシュとなった。

 一方の2番手を走るフラガは、トップに迫って周回して最後まで懸命の走りを見せたがパスすることはか叶わず今シーズン最高位の2位でチェッカーを受けた。

PONOS NAKAJIMA RACING 2025スーパーフォーミュラ第10戦・第11戦・第12戦 土曜レポート
山下健太と順位を争う佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) 2025スーパーフォーミュラ第11戦鈴鹿

コメント
総監督:中嶋悟

「今シーズン最高位の2位、嬉しいです。少しずつ壁を越えている印象で、次戦がさらに楽しみになりました。今日は不運な面もあったなか、ふたりとも力を出し切ってくれましたが、明日まだ2戦ありますので、今日よりも上の結果を目指して頑張ります」

監督:伊沢拓也

「ふたりとも、昨日のフリー走行から非常にいい流れで予選に挑むことができましたし、今回はイレギュラーなスケジュールで午前中に2つの予選を戦うことになりましたが、それぞれが3番手を獲ることができました。レースに関しては、序盤から2番手、3番手と上位につけてトップの選手を追いかけながら、いい戦いができていたのですが、僕たちにとっては一番出てほしくないタイミングでセーフティカーが出てしまい、佐藤選手にとっては不運としか言いようがありません」

「ただ、そこからポイント圏内までポジションを取り戻してくれて、非常にいい走りを見せてくれました。2台ともクルマの良さを証明してくれたので、明日の2レースもとても楽しみにしています。まだ2台そろっての表彰台は達成できていないのですが、明日はそれをつかむために頑張りたいと思います」

#64:佐藤蓮

「第11戦の予選はトップと少し差がある状況での4番手で、イゴール選手とも差があったのですが、第12戦の予選に向けたアジャストが非常に良く、Q1ではグループトップを獲ることができました。Q2に向けては少し大きくステップを踏んでいったところ、それはうまく機能しなかったのですがポジション的には3番手と悪くない位置でしたし、トップまでもう少しというところまで来られたのは良かったと思っています」

「決勝についてはいろいろと戦略を考えていましたが、ああいう状況になってしまったらできることはありませんでした。いくつか順位を取り戻してはいけましたし、優勝できるクルマのポテンシャルはあったと思うので、そこはポジティブだったと思います。明日は、午前中の第10戦はスプリントレースなのであまり大きくできることはないかもしれませんが、オーバーテイクシステムのタイミング次第で抜いていけるチャンスはあると思うので、午後の第12戦と合わせて、どちらのレースでも表彰台を目指して頑張ります」

#65:イゴール・オオムラ・フラガ

「予選に関しては、少し気になる症状はあったものの速さはありましたし、その症状を除けばフィーリングも非常に良かったので、自分自身もしっかりアタックしてタイムを出し切れたというのは悪くなかったと思います。第12戦の予選では気になる症状が改善されたので思い切り攻められるぞと思っていたのですが、風の吹き方が一定でなかったことでやや足元をすくわれてしまいました」

「それでもセットアップの方向性としては間違っていなさそうでしたね。この方向性で作ったクルマをレースで走らせるのは今回が初めてでしたが、今まで苦戦していたところでも速さが出せるようになりましたし、野尻選手を追いかけまわすこともできました。想定していたものを実際にレースできちんと走ったことで実証できたので、明日はさらに合わせ込んでいければと思います」※明日(23日)は9時50分から第10戦の決勝レースが、14時30分から第12戦の決勝レースが行なわれます。

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