最終戦6位入賞を果たし、GT300クラスシリーズチャンピオンを獲得!
公式練習 11/1(土)9:10~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:17℃ 路面温度:21℃
ここまでランキング首位を守ってシーズンを戦ってきた K2 R&D LEON RACING。前回のオートポリス大会でライバルがポイント差を縮めてきたが、最終戦となる今回は全車ノーウエイトでの勝負となり、チャンピオン獲得のために上位入賞を狙う週末が始まった。
公式練習では、前半に蒲生尚弥選手が担当してマシンのセッティングを確認し、セッション終盤とGT300専有走行は
菅波冬悟選手が予選と決勝を想定した走行を実施し、マシンの動きを確認した。
セッションを終えた蒲生選手は「周りが速そうなので、何とも言えないですが、できることを精一杯やります」とコメント。菅波選手も「ライバル勢の速さが際立っていますが、とにかく、自分たちの出せる力を精一杯出すしかないかなと思っています」と予選に向けて準備を進めていた。
公式予選 11/1(土)14:00~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:22℃ 路面温度:24℃
午後の公式予選もドライコンディションで行われ、 K2 R&D LEON RACING はQ1Bグループから出走した。まずは菅波冬悟選手がアタックを担当、ライバルたちが早めにタイムを更新していくなか、菅波選手はセッション最終盤まで入念にタイヤを温めてタイムアタック。1分47秒228を記録し、7番手でQ2進出を果たした。
続くQ2では蒲生尚弥選手がマシンに乗り込む。ここでもミスのないアタックを披露し、1分46秒862をマークした。しかし、ライバル勢も手強く、次々とタイムを更新していき、K2 R&D LEON RACINGは最終的に14番手となった。
黒澤監督は「我々は決勝を見据えてタイヤを選んでいるので、予選は厳しいかなと思っていましたが、ここまで厳しくなるとは正直思っていませんでした。ただ、決勝重視で戦略を組んでいるので、我々ができるレースをしっかりとやるだけです。まずはベストを尽くしたいです」と予選を終えてコメントした。
決勝レース 11/2(日)13:00~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19℃ 路面温度:23℃
14番グリッドからスタートした K2 R&D LEON RACING は菅波冬悟選手が第1スティントを担当。追い抜きが難しいモビリティリゾートもてぎで、相手の隙を見つけて順位を上げ、19周目に10番手に浮上した。20周目にピットインし、蒲生尚弥選手に交代。当初は給油のみのタイヤ無交換作戦を考えていたが、急遽フロントタイヤ2本を交換する作戦に変更した。
全車がピットストップを終えると6番手に浮上したK2 R&D LEON RACING は、蒲生選手が着実にゴールまでマシンを運び、
そのままチェッカーフラッグ。ドライバーズポイントでは1ポイント差で逃げ切り、2018年以来となるシリーズチャンピオンを手にした。
蒲生尚弥選手
「チャンピオンが獲れて良かったです。全体の展開がどうなっているか分からず、自分のできることをやろうと1周1周速く走ることに集中しました。急遽フロントタイヤだけ交換することになって、今までやったことがなかったのでどうなるかとは思いましたけど、最後まで安定したペースで走れて良かったなと思います」
菅波冬悟選手
「ライバルの順位次第でチャンピオンがどうなるか分からない綱渡りの状態でしたが、まずはチャンピオンを獲れてホッとしています。スタートからの展開に関しては、ミスなく判断をして、うまく順位を上げていけました。その後は、トップとの差が広がらないようにすることを意識して走っていました。とにかく嬉しいです!」
黒澤治樹監督
「本当に感無量です。最初はタイヤ無交換で行く予定でしたが、それだと最後まで保たないということで、2本交換を選びました。結果的に交換して良かったなと思います。ブリヂストンさんに支えられてここまできましたし、今回もこうして助けていただきました。僕は選手としてチャンピオンを獲らせてもらい、今度は監督としてチャンピオンを獲らせてもらいました。あとは新しい工場に拠点を移してから初めてのチャンピオンなので、それも嬉しいです。みんなにお礼が言いたいです」



