■ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
予選は8番手だが決勝は最後に相応しい走りをお見せします
CIVIC TYPE R-GTはこのレースで最後を迎える。有終の美を飾れるように結果にこだわって戦っていきたい。
午前のセッションは15番手で順位は良くなかったが、ドライバー達のフィーリングは良かったようだ。チームにネガティブな雰囲気はない。
Q1は野尻智紀選手がアタック。午前と気温が変わってしまい、タイヤとのマッチングが気になるが、野尻選手は8番手でQ1通過。午前の順位を忘れさせるようなアタックだった。
Q2は松下信治選手。ここで少しでも上のポジションを確保し、表彰台を狙えるポジションをゲットしたかったが、Q1と同じ8番手でQ2を終えた。
しかし、悲観する雰囲気はなく、ドライバー、チームとも、決勝は表彰台を狙う準備をしている。
鈴木亜久里監督のコメント
「午前のフリー走行のポジションは最下位だったけど、悲観する内容ではなかったので、この結果は気にしていないし、Q1も通過できた。もっと言えば、決勝へ向けた車の仕上がりはとても良いので、トラブルに巻き込まれないように、ペナルティを受けないように最後までしっかり走り切りたいね。そうすれば良い結果で締めくくれると思っている」
土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「午前は調子悪かったけど、何とか予選までに車を仕上げてくれて、8番手に食い込んでくれました。朝のパフォーマンスから考えると、Q2まで行って8番手はよく頑張ったと思います。明日はカッコイイ追い上げを見せたいですね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「やれることはやりました。午前も悪くはなかったのですが、トップを狙えるスピードに持って行くのは難しかったです。しかし、Q2まで行けたので、明日に向けては非常にポジティブな気持ちです。表彰台を狙って行きたいですね」
野尻智紀選手のコメント
「Q1を通って、ノブにつなぐことができたので、そこは自分の仕事ができたと思っています。ノブも頑張ってくれて悪くないグリッドだと思うのと、レースペースも手応えがあるテストが今日できたので、明日は強いレースをして表彰台を目指して最終戦を締めくくりたいと思います」
松下信治選手のコメント
「トップ争いをする戦力はなかったと思うんですけど、ここ数戦の中では車の仕上がりも良かったので、良いパフォーマンスを発揮できたと思っています。明日に向けては凄く良いポジションからのスタートなので、何とか表彰台を持ち帰りたいと思っています」
■ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Q2に進出も9番手どまりだったがフィーリングはいいので前回同様追い上げます
前半戦はノーポイントだったが、後半戦は2戦連続ポールポジションを獲得、第7戦では表彰台を獲得するなど、尻上がりでパフォーマンスを上げてきた#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT。
今回は全車ノーウエイトで、その実力が試される機会を得た。午前のセッションは8番手で、決して良いポジションとは言えないが、車のバランス、ドライバーのフィーリングは良く、チームはポジティブな雰囲気だ。
Q1に挑んだのは大津弘樹選手。大津選手は車のバランスが多少悪くても車が持っているポテンシャルを最大限に引き出し、Q1を突破してくれる高い信頼性がある。
そんな期待を裏切らず、9番手でQ2の佐藤蓮選手につないでくれた。Q2は路面のコンディションの変化もあり、車を上手く合わせることができなかったが、何とか9番手のタイムを出すことに成功した。
後半戦は徐々に結果が出せているので、最終戦は第7戦以上の結果を出して、今シーズンを締めくくりたい。
鈴木亜久里監督のコメント
「16号車は後半戦から調子が上がってきたけど、ウエイトが多い車もあった中での結果。今回は全車ノーウエイトなので、実力を試されるレースになる。予選は決して良い結果ではないけど、前半戦の結果を考慮すれば、悪くないポジションだと思っている。前回のレースのように追い上げて、この16号車の本来の速さをしっかりと見せつけたいね」
土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「2戦連続ポールポジションを獲得したから期待が大きかったのですが、コンディション変化に上手く対応できなかったのが一番の原因。蓮には可哀想な思いをさせてしまった。9番手と言っても前回のレースのように後方から上位に食い込むことができたので、諦めずにしっかりと最後まで戦います」
田中洋克チームディレクターのコメント
「ロングランでは非常に良かったので、前回のレースみたいに巻き返せるように頑張りたいですね。こちらも表彰台を狙って行きます」
大津弘樹選手のコメント
「ギリギリではありましたが、無事にQ1を通過できました。Q2に向けて色々と考えて挑んだのですが、思った以上にタイム差が広がってしまいました。コンディションに合わせることができなかったのですが、フィーリングは継続して良いのですが、ノーウエイトの難しさを感じました。8号車はロングが良さそうなので、そこを参考にしながら明日に備えたいです」
佐藤蓮選手のコメント
「今回の予選は苦戦してしまいました。しかし、Q2へ行けましたし、オートポリスも追い上げることができましたし、シビックも追い上げる力はあると思うので、明日も全力で頑張りたいと思います」

