6月15日にフィニッシュを迎えたWEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レース。トヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッドは5番手走行中、20時間経過を前にしたピットアウト直後に左フロントのナットが飛びホイールが脱落するという、無念のトラブルに見舞われた。

 ステアリングを握っていた平川亮は、スロー走行でマシンをピットへと戻したが、ガレージで修復を行ったことで7周おくれへと転落、勝負権を失うことになった。レース終了直後、平川に当時の状況を、チームにトラブルの原因を聞いた。

■スロー走行時に平川が感じた“恐怖”

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