AFコルセのドライバーで今季2025年のル・マンウイナーとなったフィル・ハンソンは、フランス伝統の24時間レースで優勝する可能性を「ほぼ諦めていた」と認めた。フェラーリが3年連続で優勝するという夢、とくにカスタマーチームが走らせるマシンでそれを実現するという考えは「話がうますぎる」と感じていたためだ。

 フェラーリのサテライトチームであるAFコルセのチームメイト、ロバート・クビサとイェ・イーフェイともに83号車フェラーリ499Pをドライブしたハンソンは、6月14~15日にル・マンのサルト・サーキットで開催されたWEC世界耐久選手権第4戦で、終盤に6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)の猛追をかわして総合優勝を飾り、歴史にその名を残した。

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